風呂敷を使用した包み方
引き出物用や贈答用として活用される事の多い風呂敷は、デパートなどで販売されている格安既成品を始め、専門店にてオリジナルで激安特注制作されますが、ここではその利用方法のひとつとして、物を包む方法をいくつかご紹介致します。
基本的にこういった用途で利用する場合、別注ふろしきのデザインは、ワンポイントで格安名入れなどをプリント印刷するよりも全体を使って、絵柄を表現した、オーダー作成品のほうが見映えととしては、良いかもしれません。
風呂敷でお弁当や菓子折りなどを包む
箱型のものを包む最も単純な方法は、オリジナルふろしきを床に広げる際、上から見ると、菱形状に見える様、それぞれの角が上下左右に来る様にし、中央に箱を置き、手前の端、左右の端、奥の端の順に箱の上に被せるように折りたたんでいく方法です。たたみ皺が見えないよう、角の余りを内側に入れていくと見映えもよくなります。
また、これはどちらかというとお弁当箱などを包む場合によく利用される方法ですが、上記と同じように箱を広げた風呂敷の中央に置き、上下の端を先にたたみ、それから左右の端を箱の上部で結んでしまうという方法もあります。これもたたみ皺に注意しつつたたみ、更にふろしき結び目も綺麗にすることで見映えはよくなります。
風呂敷でワインボトルや日本酒の瓶を包む
贈り物としてのワインボトルや日本酒を包む包装用アイテムとしても風呂敷は広く利用されており、更にそのデザインがオリジナルでオーダー製作したものだったりすると、より贈る側の気持ちが伝わりやすいとして人気があります。
まず菱形のように広げた風呂敷の中央に瓶を立てて置きます。次に手前と奥の端を持ち上げて瓶の上部で結びます。更に左右の端を持ち上げ、瓶の中腹辺りで後ろに回して交差させ、手前に持ってきて真結びします。最初に結んだふろしき上部の結び目を輪っかにしてあげると、そこが持ち手となりますので、便利かと思います。
風呂敷ですいかなどの丸いものを包む
誂えた風呂敷で、手軽にスイカなどの丸いものを包む際はまず、手前から四角形に見えるように広げたその中央にスイカを置きます。そして手前の両角を持ち上げ、輪っかを作るようにそれらを結びます。同じようにふろしき奥の両角も輪っかを作るように結ぶと、一方の輪っかにもう一方の輪っかをくぐらせる事で、簡単に完成します。
くぐらせて上部から出てきた輪っかが持ち手となりますので持ち運びにも便利ですし、簡易的なバッグとしても風呂敷を利用できる、便利な方法です。