名入れ風呂敷等の染め・印刷方法
風呂敷の特注オーダー製作には、それぞれの特徴がございますので、お客様の用途や目的に最も即した方法を選び、染めや名入れ印刷を行って頂く事が、作成コストや表現したいデザインの再現性にご満足頂く為にも、重要な要素となります。
反応防染ふろしきの特徴
- 裏抜け率が、ほぼ100%と高い仕上がり
- シンプルな色合いのオリジナル風呂敷におすすめ
- 生地本来の柔らかな風合いを失わない
- 繰り返しの選択などでも色落ちしがし難い
- 高級仕上げのため価格はほかの製法より高め
- 手作業で作成を行うので、製作期間が掛かる
反応染めふろしきの特徴
- 裏抜け率は高いが、場所によりしない箇所もある
- 生地本来の柔らかな風合いを失わない
- 「反応防染」より、色数を増やしやすい
- ワンポイントから全面印刷まで対応可能
- 使い始めは硬くとも、次第に柔らかくなる
- 様々な面で、バランスの取れている製法
顔料染めふろしきの特徴
- 本染めの風呂敷と比べて、肌触りは硬さを残す
- 裏抜け率はかなり少なく、およそ40%
- 製法の関係上、擦れ合う状況が苦手
- 製版が必要な為、小ロットは割高
- 細かな線やワンポイントでの表現が得意
- 大量枚数を激安価格で製作
昇華転写捺染ふろしきの特徴
- 写真やグラデーションの表現が可能
- 繰り返しの選択などでも色落ちがし難い
- 1枚から大量製作まで格安制作が可能
- 緻密な線などがややぼける場合がある
- 綿生地ではなく、化繊生地に染色となるが、生地本来の柔らかな風合いを失わない
[ オリジナルふろしきの染色方法の“見所” ]
趣ある風呂敷製作なら、生地の風合いを活かした製法、反応防染がオススメ。
オリジナル風呂敷を制作される際、反応防染で染色を行った場合、味わい深い逸品が誕生致します。染色を行う際、防染糊を用いて、染める箇所にのみ染料を流し込む製法で、デザインを表現して行きます。素材が本来持っている質感を損なうこと無く、激安で仕上げることが出来る為、記念品や贈答品と言った、品質にこだわる際に活用される、製法になっております。
-
見所
1.裏抜け具合:◎
裏抜け率がほぼ100%にもなりますと、表のデザインが反転して、裏からでも、同じような発色で見えます。これは反応防染で染色する際、風呂敷生地繊維の中から、染め上げるためです。
-
見所
2.再現度:○
反応防染の再現度は、決して高い訳ではございませんが、細かすぎない線であれば、十分表現する事が出来ます。より再現度の高さをお求めになるならば、顔料染めをオススメします。
-
見所
3.手触り:◎
反応防染は、伝統的な製法を今に残す染色方法であり、オリジナル風呂敷制作でしようされた、素材の良さをそのままに残して仕上げます。特に記念品や、贈答品作成にオススメです。
お薦め生地 -担当者がオススメする風呂敷生地-
ブロード
生地を織る際、縦糸と横糸を高密度で織り込み、しっかりとした丈夫な風呂敷素材として作成されたブロードは、オーソドックスな生地目ですが、様々な用途に使われます。
シャンタン(山東)
縦糸は一般的に正しい織り目を形成しますが、横糸は凸凹とした節を生み出すよう、不規則におられています。そうして出来る生地模様が、独特の味わいを生み出す素材です。
- 高い裏抜け率をお求めの方!
- 風合い豊かな風呂敷をお探しの方!
- シンプルで、高品質なお品をお求めの方!
反応染めの風呂敷制作は多彩なカラーにも対応可能な、綿素材向きの染色方法です。
反応染料と呼ばれるアルカリ性の反応液を混ぜ合わせた特殊なインクを使用し、繊維の主成分であるセルロースと化学反応を起こさせて、オリジナル風呂敷を染色する方法です。この染料は基本的に反応防染と同じですが製法に違いがあり、こちらは版を作って染色するということもあって、やや割高にはなりますが、デザインの色数を増やしやすいという特徴を持っております。
-
見所
1.裏抜け具合:○
風呂敷の生地そのものを染めていく反応防染に対しこちらは版を作って、生地の上から塗っていくという感覚に近いため、基本的に裏抜け率は、反応防染よりもやや低くなるかと思います。
-
見所
2.再現度:○
製造工程に違いはありますが、反応防染と使用する染料は同じである事から、オリジナル風呂敷への、デザイン再現度も殆ど同じですが、この反応染めの方が色数を増やし易くなっております。
-
見所
3.手触り:◎
こちらの染色方法も、特に生地に対しての影響などは殆どありませんので、綿素材の持つ本来の風味を活かした、老舗ならではの、激安風呂敷を製造することが可能となっております。
お薦め生地 -担当者がオススメする風呂敷生地-
天竺木綿
昔、インドは天竺と呼ばれており、そんなインドから伝わった綿である事からこの名前になったそうです。特注風呂敷作成にも利用される、手触りの良い一般的な綿生地です。
ブッチャー
平織りと斜子織り(ななこおり)を組み合わせ、尚且つ太さの異なる糸を使って織られた風呂敷素材で、日本の伝統的な風合いと独特の手触りがあるのがこの生地の特徴です。
- 海外に住む友人への贈り物をお探しの方!
- 引き出物として風呂敷を贈答したい方!
- 本格和風のふろしきを製作したい方!
顔料染めの風呂敷制作はロゴや名入れなどのワンポイントにおすすめです。
顔料染めとはその名の通り、顔料インクを利用して染色する方法のことを言います。簡単に言えば接着剤のようなものを混ぜ合わせて、オリジナル風呂敷生地の上に貼り付けていくような手法になります。基本的に紫外線などでも分解され難い染色方法ではありますが、染色部分の手触りはやや硬くなりますので、ワンポイントの名入れ印刷などに利用されるのがお薦めです。
-
見所
1.裏抜け具合:▲
顔料染めは生地の上に接着剤でインクを貼り付けていくような感覚ですので、オーダー風呂敷を製造した場合、裏抜け率はそれほど高くなく、紙を印刷した時の雰囲気に近いかと思います。
-
見所
2.再現度:◎
顔料染めは色の発色性が高く、特注製作されるオリジナル風呂敷へ、ロゴプリントや名入れ印刷など、ある程度緻密デザインでも精巧に、染色することができるというのがその特徴になります。
-
見所
3.肌触り:▲
この染色方法は発色性が良い反面、染色された部分のオーダー風呂敷生地は、やや硬くゴワゴワした手触りになります。そのためワンポイントなどに利用するのが良いかと思います。
お薦め生地 -担当者がオススメする風呂敷生地-
天竺木綿
Tシャツやポロシャツなどの衣類にも利用されている最も一般的な綿素材です。サラリとした手触りで見た目に美しく、風呂敷に用いても、綿生地独特の柔らかさがあります。
金 巾
天竺木綿よりも薄手の綿生地がこちらの金巾です。薄い素材のため耐久性はそれほどありませんが、その分格安価格でオリジナルの風呂敷をお作りすることが可能です。
- 大量枚数のふろしきを格安制作したい方!
- 販促ノベルティグッズの作成を行う方!
- 綺麗に表現された柄を希望される方!
全面を使ったフルカラーの風呂敷制作でしたら昇華転写捺染。
昇華転写捺染とは、まずインクジェットプリンターを利用して転写紙にオリジナルデザインを印刷し、その転写紙を風呂敷に乗せてその上から200℃以上の高温の熱ローラーによって転写します。熱によって気化したインクは生地の分子構造にまで入り込んで染色しますので、洗濯などでの色落ちは殆どありません。基本的には、化繊素材でのオーダー制作向きの製法になります。
-
見所
1.裏抜け具合:▲
染めというよりはプリントというイメージを抱いて頂けるとわかりやすいかと思います。ご家庭にある一般的なプリンターの大きな物で、風呂敷に、印刷を行ないまして、絵柄を表現します。
-
見所
2.再現度:◎
インクジェットプリンターを利用して、写真画像やグラデーションなどを表現したフルカラーのふろしきでも精巧に印刷することが可能で、風呂敷へのデザイン再現度は高い方法となります。
-
見所
3.肌触り:◎
基本的にこれは化学繊維素材に使用されるものですが、これにより、オーダー風呂敷生地の手触りなどへの影響は殆どありませんので、元々の素材の柔らかさのまま仕上げることが可能です。
お薦め生地 -担当者がオススメする風呂敷生地-
ちりめん風メロンアムンゼン
化学繊維素材を用いて、絹を平織りして作る縮緬(ちりめん)風に特殊に制作された素材です。メロンの網目のように見えることからこの名前が付いた、格安の風呂敷素材です。
ポリエステル5号帆布
その名の通り帆船の帆にも使用される耐久性に優れた厚手の素材で、ポリエステルを原料としています。大きなサイズのオリジナル風呂敷のオーダー制作などにお薦めです。
- 風呂敷でプロモーショングッズを作る方!
- 色彩豊かな本格風ふろしきを希望の方!
- 催事で販売する商品をお探し中の方!